会員向け巡検:「大峰山に3億年の歴史を探る」のご案内

 大和大峯研究グループのみなさんが長年かかって調べ上げた、大峰山大台ヶ原周辺の秩父帯・四万十帯の地質を中心とした巡検を計画しました。昨年出版された「大峰山大台ヶ原山 自然のおいたちと人々のいとなみ」(築地書館)で紹介されている五番関スーパープルーム起源のメタドレライトや、室生火砕流堆積物の給源と考えられる大台カルデラの火砕岩岩脈など、ふだん見ることのできない山深い大峰地域の地質現象を、大和大峯研究グループのみなさんの案内で観察します。
 なお車を手配する関係で、申込が必要となります。ご注意下さい。

 日 時:4月18日(日)、午前9時ころから夕方まで  ※雨天決行
 集合場所や時間は返信で案内します。

 巡検コース(予定):
1.五番関の秩父帯大普賢岳コンプレックス(チャート)とスーパープルームのメタドレライト 
2.五番関と大迫ダム南の間で秩父帯山葵谷コンプレックス(緑色岩・石灰岩
3.大迫ダム南での大迫コンプレックス(泥岩・石灰岩・チャート)と四万十帯伯母谷川コンプレックス(砂岩・泥岩)の接触関係
4.神の谷の火砕岩岩脈 
5.東川の四万十帯赤滝コンプレックス(枕状溶岩)

 解 散:午後6時ころに大阪市内、もしくは午後4時ころに近鉄「下市口」駅予定

 案内者:大和大峯研究グループのみなさま(責任者:八尾昭)

 持ちもの:歩きやすい靴・服装(ガレ場あり)、弁当・飲料水、帽子・手袋、地質調査用具。資料・地形図は用意します。

 備考:自家用車を利用して移動します。当日の参加者でガソリン代などを負担いただきます(1500円程度)。

 ※参加希望の方は、ハガキもしくはメールで、4月10日(土)までに博物館班の川端まで申し込んでください。車を出していただける方は乗車定員を書き添えてください。
 申込先:chidankenosaka@yahoo.co.jp
 もしくはハガキの場合は
 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1番23号(長居公園内)
       大阪市立自然史博物館内 地団研大阪支部まで

 注意:自然史ハイキング(2010春)は5月23日(日)に同コースで大阪市立自然史博物館との共催でおこないます。詳細はこちらへ(自然史博物館ホームページ博物館と友の会の行事)。申し込み先などが異なりますので、ご注意下さい。